脱線した。
今日は久しぶりに駆け込み乗車しました
俺がいつも乗ってる電車は播但線というローカル線で
ドアの直ぐ側に開閉ボタンがついてるやつです。
毎日乗ってると何も思わなくなるし、小さい頃から電車といえばまずこの播但線なので
他の電車に乗った時に播但線は他とは全然違う事に気づきます。
例えば、めちゃくちゃ揺れます。
大型台風が近づくと「明日は運転を休止します」みたいな張り紙が登場します。
ただでさえ車両はどれも古いけれど、兵庫県を南北に走っていて、北へ向かうと途中から車両がレトロになります
車内に扇風機ついてたりします。
最近ICカードが使えるようになりました。という事で最近ICOCAデビューしました。
嬉しかったです。
でも北へ向かうと途中からICカード対応していません。
暖房は足元から出ます。座席の下から熱気が出てきます。座っている人の足は異常に温まります。熱いです。
路線には無人駅もちらほらあります。
ぐるぐる回ってるタイプの路線ではないので1日に往来する本数は少ないです。
平日の昼間は1時間に1本ぐらいです。
1本逃すと絶望します。
よく「終電大丈夫?」とか聞かれますが、終電は12時過ぎまでちゃんとあります。
1894年(明治27年)開業らしいです。全線開通は1906年で
2016年で全線開通110周年でした。
100週年の時は記念で演劇を制作して公演してました。
どんな演劇かというと「銀の馬車道」の話です。お遊戯会とかのレベルではなくてガチでした。当時小学生でしたが面白かったです。
銀の馬車道っていうのは兵庫県の北の方にある生野銀山から姫路港まで銀を運ぶために作られた馬車道で、鉄道の前進といったところでしょうか
銀の馬車道を知ることは兵庫県を知る事になるので良かったら調べて下さい
↓
銀の馬車道プロジェクトと言っていいのか分かりませんが
シンプルに歴史があってそれなりにドラマがあって、調べるほど面白いのですが
正直このプロジェクト、個人的にはお役所仕事感を強く感じます。
兵庫県、もっとストイックに市場研究しようぜ。
歴史を打ち出したいのか中途半端に開発された観光地をPRしたいのかよく分かりません。きっとどっちもやりたいんでしょうけど、どっちつかずになるのは如何なものでしょう。
兵庫県はいいところです。
料理は美味しいし自然も豊かで、海は瀬戸内海と日本海があるし
北地ではスキーもできます。そこそこお洒落な街神戸もあるし、甲子園は兵庫県です。
淡路島もあります。淡路島へ渡る橋、明石海峡大橋は世界最長の吊橋です。
姫路城は日本初の世界文化遺産です。
美人も多く輩出しています。宝塚歌劇団は兵庫県です。それなりに広く、それなりに人口もいるので色んな環境や文化があります。
なので兵庫県の人はあんまり「兵庫出身です」とは言わなかったりするらしいです。
僕は「兵庫です。姫路城の近くに住んでます」って言います。実際は15kmぐらいありますが。
方言もかなりバラバラだと思います。僕の地域は播州弁です。日本一汚い方言だと言われています。関西弁のアクを強くした感じです。「ちょっとお茶でもしよか」を播州弁では「茶しばこか」と言います。語尾に「~ど」がついたりします
「何見とんじゃ」が「何見とんど」になります。「大丈夫」は「べっちょない」です。
調べるといくらでも出てきて面白いのでおすすめです。
ただ実際に播州弁同士の会話を聞いてみるときっと喧嘩してるように見えると思います。
東経135度(子午線)、北緯35度が交差する点、つまり日本の標準時刻を決めている地点は兵庫県です。
皆さん「はばタン」を知っていますか、あれは兵庫県のゆるキャラです。
ゆるキャラという概念が生まれる前から圧倒的な存在感を放っていました。
温泉もあります、城崎温泉とか有馬温泉とか。
もう一度言いますが兵庫県は魅力がありすぎるがためにこれといってPR出来ないのです。
もう一度言いますが、兵庫県にはありとあらゆる気候、環境、文化があるので日本の縮図とも言えると思います。
そのため「兵庫県民はこんな人」とは一概には言えません
だから兵庫県民は出身地域を述べます。
ただ兵庫県全体に共通している唯一とも言える言葉が
「体操の隊形に開け! ヤーーーー!」
という、学校の体育の授業で使われる合図だそうです。
そんな兵庫県に住んでいます。田邊裕貴です。
今日は何故か自己紹介をしようと思ったら兵庫県を紹介してしまいました。
書こうと思っていたことも忘れてしまいましたので
とりあえず今日撮った写真をおまけとして御覧ください。
おまけ
次の旅行は兵庫県にしてみては如何でしょうか。
Fin.