のぉ れいん のぉ れいんぼう

田邊裕貴の見た色々を雨のように、あなたの中に今まで無かったものを

のぉれ

天才たなべの大冒険

8月23日、何もない。

 

夏だが、夏が恋しいです。

 

こりゃ毎年やったかなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:yuuki167a:20200823131819j:image

 

こないだ、ロケハンという事で、小田原を越え

 

真鶴という所へ行ってきた。


f:id:yuuki167a:20200823131810j:image

夏である。

 

 

 

 

 

 

「こんなご時世」が今年の流行語大賞2位やろか

1位は決まりとして。

 

流行語大賞なんか誰が何のためにやっとるんやろな

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823131815j:image

真鶴である。

 

 

 

 

 

 

 

 

海と山と人がいいバランスで共存してる町であった。

 

 

 

 

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823131807j:image

 

端的に言えば「田舎」なんやけど

 

「都会」と一言に言っても東京を語れないように、

「田舎」だけでは表現出来ない情報量が真鶴にもある。

 

 

 

 

 

 

 

f:id:yuuki167a:20200823132826j:image

 

我々はそのひとつひとつを掬い上げる

 

事が出来たら幸せやな。

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132718j:image

 

ロケハンというても俺は暇やったから付いて行っただけで

俺は関係がないロケハンやった。

 

しかも目の前にいるゴリラは照明の人であるから、

2人して

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132737j:image

 

「ええやん、暑いな」

 

くらいしか言う事が無い。

 


f:id:yuuki167a:20200823132734j:image

 

後日メインロケハンという監督やらカメラマンやら助監督やらが皆でワイワイ行くやつがあるのだから

 

これは「ロケハンに来る価値があるかどうか」

という、ロケハンのロケハンになる。

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132730j:image

 

感想としては最&高

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132714j:image

 

兎に角いいところだったので

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132821j:image

 

ひたすらに歩いた。

 

 

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132722j:image

 

土地の良さを掬い(すくい)上げるには歩くしなかいと思う。

それくらいゆっくり見ないと人間の脳は景色に追いつかない。

 

そう考えると写真は偉大よな。

 

 

俺は故郷の町を誰よりも意味なく歩いたと思う。

意味なく写真を撮った。

 

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132816j:image

 

今年で22歳のおっさんになったけど、

小僧の頃の暇つぶしが仕事になりつつあると思うと人生って下らんな。

笑ってまうわ

 

 

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132833j:image

 

ゴリラと俺は「映画」を仕事にしてはいるものの

こないだ雑誌で特集されてたお洒落な人達の好きな映画を特集した号を読んでもほとんど知らない映画だし

ヒッチコックの新作より「アオハライド」にライドしちゃうような奴らである

 

ちなみに『アオハライド』は見ていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132800j:image

 

補足しとくけどそこらの捻くれた映画好きよりは「映画的」というものを理解しているつもりではいる。

仕事なので。

 


f:id:yuuki167a:20200823132809j:image

 

本当はキラキラ映画が撮りたい。

いいキラキラ映画が撮りたい。

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132813j:image

 

 

そういう意味で真鶴は最高やった。

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132741j:image

 

なんでここに生まれて、

デートスポットに悩みながらも甘酸っぱい放課後を過ごし

 

夏祭りはまだ付き合ってない男女4人で集合して肩ちょい下まで伸びた漆黒の艶髪にぼんやり頬を染めて笑う同級生にラブずっきゅんする青春を送ってこなかったのか。

 

体育館裏の告白を覗き見しなかったのか。

 

 

 

ここ真鶴にはその全てもそれ以外の青春の全ても詰まっていた。

 

 

 

f:id:yuuki167a:20200823132726j:image

 

どうしてお前と汗かいて坂登らなならんのや。

 

 

 

 

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132746j:image

 

駅前にひとつだけあるセブンイレブンとか、

駅前にひとつだけある寂れたカラオケボックスとか

 

f:id:yuuki167a:20200823132830j:image

 

見上げればトンボが飛んでいて

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132804j:image

 

振り返ればあの子の家があったりとか

 

 


f:id:yuuki167a:20200823132710j:image

皆が振り振られした校舎裏とか

 

 

 

 

 

この夏を後悔しないために出来る事は

 

 

 

f:id:yuuki167a:20200823135623j:image

 

今、目の前にある景色を掬い上げる事だけなんや

 

洗濯干してるおじいちゃんにもラブずっきゅんだ馬鹿野郎。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fin.