今日はただ雨上がりを待っているだけのような
そんな、土曜の休日でした。
「ただ雨上がりを待っているだけじゃ、つまらないでしょ」
アニメ『恋は雨上がりのように』という作品の中で
ファミレスの店長であるおじさんが、店内で雨宿りをしてるJKにコーヒーを差し出す時の一言です。
最高ですよね。
いやこれ聞いて欲しい。ここだけ切り抜いても良さが分かってもらえると思う。
このアニメはめちゃ流し見やったんで細部まで覚えてないんですが(登場人物名とか)
好きです。
それはもう雰囲気というか。
なかでも今紹介したセリフが最高の雰囲気を出してて、
作品名でも使われてますが、雨を使った演出が素敵でした。
めちゃくちゃ好きなセリフです。
これはおじさんが女子高生に言うから最高なんですね。
これ、映画化されてて、おじさん役は大泉洋さんなんですね。
映画も見に行きたかったですが、ほんと無念です。
余談ですが、映画のロケ地とうちの卒業制作のロケ地が被ってましたね。
お世話になりました。
雨宿りで暇を持て余してる人にコーヒーを差し出す
ちょっと押し付け気味に。
そもそもこのBlogのテーマはここにあったんではないかと思いました。
俺が差し出すのはコーヒーじゃなくてこの文章ですが
女子校に「つまらないでしょ」って微笑みながらコーヒー差し出すのが、
おじさんだから好い。って事があるように
暇な人に「暇そうですね」って微笑みながら日記帳差し出すのが
この田邊裕貴やから素敵。って事があると思ってて
というかそこが面白いんじゃないかなぁって
その面白さを軸に俺はこのBlogを創作してるんじゃないかと思うんです。
俺が「コンテンツはB級でいい」「好きな事書けばいい」「書きたい時に書いて読みたい時に読んで欲しい」みたいな事を言い
コンテンツの内容に深く決まりを作らないのはそういう部分があるんです。
文章の面白さについて
文章の真価が何処にあるのか。
っていう事について、たまたま今読んでた谷川俊太郎さんの『ひとり暮らし』という本に記してあった。
とても分かりやすく、そのまま引用する必要があると思ったので
一部をまるっと引用させて頂く。
スタイルという言葉は、分かっているようでよく分からない言葉である。
美術のほうでは様式といい、文学のほうでは文体という。
例えば一篇の小説を読むとき、私たちはその筋を追い、描写を楽しむ。
だが同時に私たちは意識するしないにかかわらずその文体をも読み取っていて、それは筋や描写よりもずっと曰く言い難いものである。
だが私は一篇の小説の真価はその文体に現れると信じている。
ではその文体に表れるものはいったい何なのだろう。
うまい言葉が見つからないが、強いて言葉にするなら、それは作家の生きる態度とでも言うべきものだろうか。
『ひとり暮らし』谷川俊太郎著より
という事である。
このBlogを好いてくれているような心にゆとりのある方なら十分に理解して頂けると思うのですが
「面白さ」とか「らしさ」とかっていうのは滲み出るもので、
本人が隠そうとしても出ちゃう。ってものの事を個性と呼ぶのでは無いかと僕は思っています。
余談
『逃げるは恥だが役に立つ』を今更ながら拝見しました。
居候がおもむろに見始めたので参戦したらもう大変でした
何度クッションと自分と居候を殴ったか数え切れません
みくりさぁぁあああsdfっがっがぁ546789あっあっぁつっっっつっ亜
げぇええええええええええええん!!あさsdふぁs・・・・おぉ・・・、
かわいい。
ってな事ですね。
実はまだ最終回を見れてないので居候が帰ってきたら一緒に見る予定です。
ほんとに気づいたら朝を迎えてました恐ろしいドラマです。
で、本当はガッキーが可愛いという事を言いたかっただけなんですが、
一応Blog記事んんで、本題に『逃げ恥』をこじつけますが
みくりさん(ガッキー)が自分を素因数分解した結果、303号室に帰る事にしました。
っていうエピソードがあるんですね。
つまり自分から余分なものを省きまくった結果、星野源が残って恋ダンスが始まるっていう話なんですが、
それが大事なんですね。
でも!
『逃げ恥』を素因数分解するとガッキーになると思いますが、
さすがにガッキーだけ出てきてもドラマにならないので、ユリちゃんもかわいい、
イケメンだけど腹立つやつと腹立たないやついるよねっていう話も『逃げ恥』には必要やと思うんですよ。
たまには無駄なものを背負って背伸びする事で、余計にガッキーの可愛さが増して見えてくる。ガッキーが頷くだけで、居候を殴るくらいのエモーションが湧くようになるっていう事もあるんですよ。
だから俺は日記帳をごちゃごちゃさせていくんですね。
まとめ
確かに雨が降ると憂鬱ですが、
雨が降ったって、コーヒー出してくれる人がいればそれでいいじゃないですか
音楽でも、スマイルでもいいじゃないですか
僕はごちゃごちゃの日記帳を差し出す人なんです。
今日は何の話をしとるんや。
おまけ
紳士のノート
っていうめちゃくちゃいいノートを買いました。
背伸びしました。でも最高です。
文房具にこだわり始めた結果、紙にこだわり始めるんですよ人は。
田邊裕貴でした。