のぉ れいん のぉ れいんぼう

田邊裕貴の見た色々を雨のように、あなたの中に今まで無かったものを

のぉれ

天才たなべの大冒険

俺がとりあえず〇〇長になるわけ

俺は手を挙げ続ける

俺がとりあえず〇〇長になるわけ

 

 

推薦なんかされる前に手挙げるスタイルやで。











なんで俺は目立ちたがりなんか



 

 

 

 

 

俺史をさかのぼること9年ほど



 

 

 

人生が変わった瞬間って



今思えばあの時



ってなるやんか




 

俺はっきり覚えてるねん



小3の家庭訪問



親父がやたら嬉しそうに担任に俺の事話すねん




そのころ俺はどんな小僧やったか





休み時間に校庭をひとりで散歩するような小僧で




5歳上の兄と8歳上の姉が



「インキャ」について話すのを聞いて



全て俺に当てはまる。



なるほど、俺はインキャか









酒飲んで、なんでかキレてる親父に笑ってもらおうと


口から出た言葉は



「友達できたねん」







 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、話はもどって

 



家庭訪問


親父はインキャの俺を親ばかもええとこ。


褒めまわったんよ


どんな事を?


こいつ、親がどっちも働いてて帰り遅いけど


待ってるんです


家の手伝いも毎日するんです


助かってるんです







隣で聞いとる俺恥ずかしくてしかたないやん




でも担任の女の先生、めちゃくちゃ熱心に聞くんよ



ほんで関心してもとるんよ







その次の日の学校



おわりの会






「ゆうきくんは、すごい。一人でなんでもできる」




急に言われて、俺の話なんかも分からんかった


でもクラスメイトが「へーすげー」ぐらいで言うてくれる




 

 

インキャだと、自他ともに認める俺は


自分に自信を持つことを覚えた。



 

 

 

 

 

 





翌年、小4


早くも次に人生が変わった瞬間


俺の人生を加速させた瞬間



これもはっきり覚えてる




学級委員会の時間



担任の先生のルールで


出席順に毎回司会交代していくんよ



俺の番がまわってきて



「自信」っていうのを覚えていた俺は



島田紳助風に司会をつとめた


司会は二人でやってて、もう一人の女の子には喋らせんかった





その時の担任



俺の事、まるで天才のように褒めてくれてん



その調子で俺は小4を終える



小4最後に担任と喋った時


担任が言うた



「君には、学校を引っ張るような人間になってほしい」



この瞬間に加速したのは間違いない。











えらい大役やんけ、どないしよ







そう思いながら小5の終わりまでふらふら生きる




そしたら、児童会の募集があった



小学校の生徒会みたいなやつな



あ、これの事かなーと思って



選挙、なんとなく選挙に通って



学年80人中の10人


児童会に入った





そしたら、全校生徒の前に立つ事が絶対あるやん



全校生500人の前で話すねん



小僧の俺にはものすごいことで、



まじで緊張した



でも、実際喋り終わったら変な感覚あるねん




めっちゃ楽しいやんけ












そないして小学校を卒業



その頃には、「友達できたねん」なんかいちいち報告するのも面倒やった






ちなみに、小6ぐらいから



のぉ れいん のぉ れいんぼう はあります。













さてさて、中学校でも人生変わった瞬間あるねん




覚えてるねん





どんだけ人生ころころ変わるねん




そんなもんなんちゃうんかなぁ



みんなの人生どないなんやろ











小学校で身についた自信と司会芸、それにちょっと変なマイワールドを持ってた俺は





中1の秋、生徒会長に立候補しようか悩んだ





誰も手をあげんところで手を挙げる



これが俺なんや。と自分の中で言い続けてた





結局びびって立候補せんかった俺は、




ちょうどその頃




担任にこう言われた


どんだけ担任の言葉気にするねんとか言わんといて


そういう時期やろ。



担任はこう言うた




「田邊くんは頑固やな」






これは俺に直接言うたんやないねん




当時おんなじ部活で仲良かった勉強できるやつが先生と話しとる時に言うたって



そいつから聞いた










俺、今まで生きてきた中で


多分一番納得した







でも認めたくなかった







俺はそれまで、勉強もそこそこ、運動もそこそこ出来る方で



ほぼほぼ怒られへん


学級委員長やし




優等生やんけって思ってたナルシストな自分が




完全に一言であらわされた



「頑固」




俺の心で輝いてたダイヤモンドが砕けたねん





悟り開いてもたねん





そこから俺は考えて人前に立とうと意識した




本当に人を引っ張っていくってどういうことか




考えて考えて考えてってほどでもないけど




俺は思春期真っ只中に青春なんかほうりなげて




部活に打ち込みまくった



部長になって更に悟りが広がっていく

 

 

 


後でそれが青春やと気づく。








ついに来た、生徒会選挙





俺は会長になるって決めてたから


寄り道せずに立候補した




応援演説は「頑固」っていう言葉を俺に伝えた、勉強のできる友達




俺は純粋に選挙に通りたかった



 

 

 

友達と話し合った結果




選挙演説は面白く無いとあかんやろ




じゃぁ土下座しようぜ





まじかよ



って今やったら思うけど



それがほんまに面白くて、実際演説で土下座した











もちろん、当選した。面白かったから




 

 

 

そこから俺はそれはそれは生徒会長として生きた



校則は破らないように



生徒の見本となるように




でも任期終わって、悔しくて仕方なかった



俺は面白い演説して通って、生徒会長らしく振る舞って、それだけやった



学校を良くするって演説の時確かに言ったけど


なんもしてない



なんもしてない





その頃には悟りMAXやったわ。




ちなみに、俺の次の代の生徒会選挙では


男子ほぼ全員土下座した











ここまでで大体分かったかな



俺がとりあえず〇〇長になる理由



まとめると


・それが得意やから


・まだまだ得意になるはずやから


・好きやから


・これだけは負けたくないから



ってことやで




良く学校の先生や、大人が言うやんか



何か1つでいいから武器を持て


努力しろ



俺は、〇〇長やねん。











なんでこんな話したか



俺明日高校の生徒会選挙やねん








成長したかな、俺





























Fin.