押し寄せるように寒くなりなりました。
どんどん冬物の服がロフトから降りてきています。
巷では僕が人生で初めてスタッフとして参加した映画『鈴木家の嘘』が11月16日に公開されまして
先日行われた東京国際映画祭で2冠しております。
機会がございましたら是非御覧ください。
僕も今日ようやく見ることが出来まして
普通に泣いちゃいました。
あと、スタッフとして参加したんで、全てのカットに思い出が詰まってるといっても過言ではない。
サイトのURL貼っときますね
あと
こちらの作品も参加させて頂きました
偶然にも11月16日公開でして
是非是非。機会ございましたら。
どうも、田邊裕貴です。
写真との再会
えー、
最初から面白いものを作ろうと思って面白いものを作るのは大変難しい事でして
自分が出来る事をとにかくやってみて、後から面白いと思える部分だけを集めたほうが楽な気がします。
これは、自分の心でさえ正確に理解する事が難しいからだと思います。
人は心からやりたいと思った事にしか実力を出し切る事は難しいと思います。
そして、最初から自分のやりたい事を100%理解するのはまた難しい事です。
面白いものを作る。という事は相当なエネルギーが必要だという事はなんとなく分かるかと思いますが
いざ作り手に回ってみると、やりたいと思ったことであっても集中を続ける事がいかに難しいか実感致します。
実は色々あって渋谷の桜ヶ丘で行われている写真展の準備をちょこっと手伝っておりました。
自分は上京してから約2年間、映画を含む映像の事ばかり集中しておりました。
この機会に久しぶりに写真というものに触れた気がします。
出店しているのが本当に著名なアーティストの方ばかりで、
大変勉強になりました。
一気にこんなに大勢の写真展を見ることってチャンスな気もするので皆様是非お越しください。
実はこのイベント、ヤマハエレクトーンシティという建物の”跡地”で行われているんですが
渋谷の桜ヶ丘という街が都市開発の一環で大部分が取り壊され、大きなビルが立つそうです。
桜ヶ丘という街は自分にとって馴染み深いものではないですが、歩いてみると大変雰囲気の良い街だったのでとても残念です。
という事で「ありがとう桜ヶ丘」っていうイベントです。
入場1000円、12月2日までやってます。
なにか作品はありますか?
準備を手伝っているとRyan Chan(ライアン・チャン)さんが聞いてくれました。
その時気づいたんですよ
俺何も持ってない。
今まで何やってたんだ。
ムービーであれ写真であれカメラマンを目指している自分が、
人に見てもらいたい作品を持っていなかった。
こんなに恥ずかしい事はないなと。
でも何していいか分からないからとにかくカメラを持つ
久しぶりに目的もなくカメラを持って
自分のためだけにシャッターを切った
とにかく何か感じたら撮る
自分が何を撮りたいのか分からないから撮るしかない。
とにかく歩いた。
カメラを持ってみた。
すぐに自分が撮りたいものが一つ浮きぼりになってきた
どうやら人の歩く姿を収めたいらしい。
すぐ「作品にまとめたい」と思った
作品の名前は『Way Of Walking』『WOW』
歩き方と歩く道の写真たち。
頭文字をとると「WOW」になって面白い。
とにかく撮ってみる。
そのうちまとめる。
やってみる
やらない事は決めない
乞うご期待
田邊裕貴でした。
Fin.